米コンサルティング会社A.Tカーニーがこのほど発表した「2008年世界の小売市場魅力度調査」によると、ベトナムはライバルのインド、ロシア、中国をおさえて世界1位になった。同社はベトナムの評価できる点として▽高い経済成長率を維持していること▽消費需要が旺盛なこと▽小売業への外国投資を奨励するよう法規が改正されていること−などを挙げている。
ATカーニーはまた、ベトナムの昨年の小売業売上高は約200億米ドル(約2兆1000億円)でインドや中国と比べればかなり少ないが、購買意欲の旺盛な若い消費者が多いことや、消費額が2000年と比べ75%も増加していることが、ベトナムの魅力度を高めていると分析している。