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- 洞窟の壁に「ぶら下がっている」ような湖
- トゥン洞窟の入り口から約1kmの場所
- 「浮遊湖」と仮に命名、今後さらに調査へ
北中部地方クアンビン省のトゥン(Thung)洞窟内で、大きな湖が見つかった。洞窟内を流れる川の支流より約15m高い位置にあり、まるで洞窟の壁に「ぶら下がっている」ように見えることが、大きな特徴だ。
発見したのは、同省で観光事業を営むジャングルボス(Jungle Boss)の調査隊で、湖はフントーン(Hung Thoong)洞窟系のトゥン洞窟の入り口から約1kmの場所にあり、鍾乳石に囲まれた約100m2の湖となっている。
浮かんでいるように見えることから調査隊はこの湖を「ホー・ロールン(浮遊湖/ホー(ho)=湖、ロールン(Lo Lung)=浮かぶ、浮遊するなどの意味)」と仮に名付けた。装備が不十分であったため、湖の深さの計測や、湖に流入する水源の特定はできていない。調査隊は今後装備を整えて、この湖の謎を解き明かす計画だ。
フントーン洞窟系は、世界自然遺産フォンニャ・ケバン国立公園で最も人間の手つかずの場所にある洞窟となっている。