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- ホーチミン、水上観光に注力
- 水上ツアーの年間利用者50万人目標
- 水上観光を市の目玉商品に
ホーチミン市観光局は、同市を流れる河川・運河を活用した観光商品の多様化に注力しており、2023年通年の水上ツアー利用者数を50万人、売上高を3000億VND(約18億2000万円)とすることを目標に掲げている。
現在、同市には観光用の水上路線が20本近くあり、市内ツアーのほか、同市と近隣省を結ぶツアーを展開している。
市内の河川と運河を周遊する短時間のツアーの例として、以下が挙げられる。
◇ニエウロック・ティゲー運河周遊:午後5時出発(所要時間2~4時間)
◇サイゴン川周遊(1区バクダン船着場~7区ムイデンドー~ビンタイン区タインダー~バクダン船着場):午後4時30分・午後5時出発(同60分)
◇サイゴン川周遊(バクダン船着場~7区フーミー橋~タインダー~バクダン船着場):午後4時30分・午後5時出発(同60分)
◇サイゴン川周遊(バクダン船着場~タインダー~バクダン船着場):午後4時30分・午後5時出発(同30分)
また、日帰りツアーの例として、以下が挙げられる。
◇バクダン船着場~クチ郡:午前7時15分・午前11時出発
◇バクダン船着場~カンゾー郡:午前8時15分出発
◇バクダン船着場~南部メコンデルタ地方ロンアン省:午前8時15分出発
このほか、ホーチミン市と東南部地方のビンズオン省やドンナイ省のゴルフ場を結ぶ路線もある。
同市観光局は、目的地に南部メコンデルタ地方のベンチェ省やティエンザン省を追加する予定だ。また、2025年までに水上観光向けの高速船を200隻、クルーザーなどその他の船舶を100隻に増やし、2030年までに水上観光を市の観光の目玉商品とすることを目指す。
同局は旅行会社に対し、河川・運河を活用したツアーの情報周知を図るよう求めた。また、トゥードゥック市ヨットクラブ(TYC)は同局に対し、クリーンエネルギーを利用した水上タクシーの運航を提案した。