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世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」は3日、アジア太平洋地域の旅行信頼度を評価した「トラベル・コンフィデンス・インデックス2023(Travel Confidence Index-TCI 2023)」を発表した。ベトナムは、「マインドフル・ボヤージュ(Mindful Voyagers)」のグループに唯一選出された。
この調査は、2023年4月から5月にかけてアジア太平洋地域の11か国・地域(オーストラリア、中国、香港、インド、日本、ニュージーランド、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム)の8000人の旅行者を対象に行われたもの。
昨年第1回目のインデックスが発表され、今年で第2回目となるが、各国旅行者のパターンを行動・動機・優先順位をもとに4つのグループ(Conscious Explorers、Comfort Seekers、Mindful Voyagers、Homebound Pragmatists)に分類したは今回が初めて。
4グループのうち「マインドフル・ボヤージュ」は、観光地の環境に対する責任感や地元コミュニティをサポートする意志を動機として計画的かつ思慮深いアプローチを重んじるグループ。ベトナムはこのグループに唯一選出されており、これはベトナムの旅行者が持続可能な観光に対し、特に強い関心を示していることを意味する。
これまで、ベトナムの旅行者は観光地でのポイ捨てや、自然・文化資源を無駄遣いするという悪評があったため、今回の調査結果は驚くべきものとなっている。環境保護問題が世界的に叫ばれている中、ベトナムの旅行者も今まで以上に観光地での責任ある行動に気を配っていることがうかがえる結果となった。
なお、調査によると、ベトナムの旅行者の40%が経済的懸念を最大の関心事として挙げたが、83%が今後12か月で旅行を計画していると回答した。