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米国の大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler=CN Traveller)」はこのほど、「2023年の世界で最もカラフルな場所40選(The Most Colorful Places in the World)」のリストを発表した。ベトナムからは、ハロン湾(東北部地方クアンニン省)とムーカンチャイの棚田(西北部地方イエンバイ省)の2か所が選出された。
イエンバイ省ムーカンチャイ郡(huyen Mu Cang Chai)は、ラーパンタン村(xa La Pan Tan)、チェークーニャー村(xa Che Cu Nha)、ゼースーフィン村(xa De Xu Phinh)の3村にまたがる2000haの棚田が広がる北西部地方の景勝地として知られており、毎年観光客や写真家、ブロガーなど数万人が同地を訪れる。棚田の稲穂が黄金色に輝く稲刈り前の10月初旬ごろが絶好の撮影時期だ。
クアンニン省のハロン湾は「海の桂林」とも呼ばれ、面積1553km2の湾に顔を出す大小約3000もの奇岩群と、多数の鍾乳洞が美しいベトナムの一大観光地。1994年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録された。
2023年の世界で最もカラフルな場所にはこの他、モルディブやバレー・オブ・ファイヤー州立公園(米国)、成都市(中国)などが選出。また、日本からは◇嵐山の竹林の小径(京都)、◇国営ひたち海浜公園(茨城)、◇河内藤園(福岡)、◇目黒川の桜並木(東京)、◇伏見稲荷大社(京都)が選ばれている。