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米国の色見本会社パントン(PANTONE)が選ぶ「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2023」が発表され、2023年のテーマカラーが「Viva Magenta(鮮やかで紫がかったレッド)」に決定した。これを受け、米国の2大旅行雑誌の一つ「トラベル・アンド・レジャー(Travel + Leisure)」はこのほど、同年の流行色を見つけることができる世界の観光地11か所を紹介。この中には、ベトナムの首都ハノイ市も含まれる。
紹介されている世界の観光地のうち、アジアは3か所。東南アジアではハノイ市が唯一となっている。観光客がViva Magentaを見つけられる場所は、ハノイ市郊外のクアンフーカウ(Quang Phu Cau)村。同村はハノイ市に残る唯一の線香村で、100年余りの歴史を持つ。
テト(旧正月)前になると、村の至る所が鮮やかな赤色の線香で埋め尽くされる。線香を作るには、まず竹を削って芯材を作り、赤色に染めて乾燥させ、香料を付ける。テト前は村にとって書き入れ時であり、村中に赤色の線香の花束が咲き誇るため、この村を観光で訪れるなら、最も適したシーズンはテト前と言えるだろう。
Travel + Leisureが紹介する「Viva Magentaが見つけられる世界の観光地11か所」は以下の通り。
◇マイソール(インド)
◇ドバイ(アラブ首長国連邦)
◇ハノイ(ベトナム)
◇キューケンホフ公園(オランダ)
◇サントリーニ島(ギリシャ)
◇ケープタウン(南アフリカ)
◇アイスランド
◇クスコ(ペルー)
◇リーア・フォルモーザ自然公園(ポルトガル)
◇ハバナ(キューバ)