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文化スポーツ観光省傘下の観光総局が24日に明らかにしたところによると、海外からの観光客受け入れ再開試行事業が11月に始まってから1か月余りの間にベトナムが受け入れた観光客数は約3500人となっている。
ベトナムは11月、約2年ぶりに海外からの観光客受け入れを再開した。海外からの観光客受け入れ再開試行事業では、ワクチン接種が終わった、または感染して回復済みで、なおかつ新型コロナウイルス検査で陰性である観光客を受け入れている。観光客は、トラベルバブル方式で入国後の隔離の必要がなく、移動可能なエリアを制限するパッケージツアーに参加する。
これまでに観光客受け入れ再開試行事業への参画が認められているのは、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇同クアンナム省、◇同カインホア省、◇東北部地方クアンニン省人の計5省・市となっている。
ベトナムの観光業は、2021年の国内観光客数が前年比▲29%減の約4000万人、観光収入が180兆VND(約9000億円)と推定される。
なお、観光総局は2022年に海外からの観光客500万人を含む約6500万人の観光客を受け入れることを目標に掲げており、観光収入は400兆VND(約2兆円)と見込まれる。