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交通運輸省は20日、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の保有者を対象に海外から南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック市(島)への観光客受け入れを試験的に再開する案に同意した。同案は文化スポーツ観光省が提案したもの。
提案によると、ワクチンパスポートを保有する観光客の受け入れは、今年10月から6か月にわたり実施する。第1期として最初の3か月はチャーター便で月2000~3000人を受け入れ、限られた場所のみで観光サービスを提供する。
その後、第2期として次の3か月では、チャーター便と、可能であれば定期便で受け入れ人数を月5000~1万人に増やし、サービス可能な場所を拡大する。
これに伴い、7~9月中に島民の7割以上に新型コロナウイルスワクチンを接種する計画。
これについて交通運輸省は、同事業を展開するにあたって、島民のワクチン接種を徹底させることの重要性を主張し、入国後から出国まで観光客を監視する仕組みを確保し、観光業に携わる人々の感染防止対策を徹底させることの必要性を指摘した。
交通運輸省はさらに文化スポーツ観光省に対し、公安省とキエンザン省当局と相談し、隔離施設の確保など入国を拒否された観光客の対応に関する計画案を策定するよう要請した。