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ホーチミン市9区のスオイティエン公園にこのほど、「人工の海」が出現した。南中部沿岸地方カインホア省のニャチャン湾で採取した天然海水を運搬してプール「ティエンドン・ゴックヌー海」に注入したものだ。
同公園を運営するスオイティエン文化観光株式会社のフイン・ドン・トゥアン副社長によると、採取した7000m3の海水から米国とカナダの技術を使ってごみを除去した。処理後の海水の塩分濃度は約3%と、自然の海水と同程度で、ミネラル分も維持されているという。
トゥアン副社長は、「ティエンドン・ゴックヌー海では開設時からブンタウ市(東南部地方バリア・ブンタウ省)で採取した海水を使用していた。その後、淡水使用の時期を経て、今回ニャチャン湾の海水を使用することにした。ブンタウやカンゾー郡(ホーチミン市)ではなくニャチャンの海水を選んだのは、水質がより良好なため」と説明している。