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文化スポーツ観光省と北部紅河デルタ地方ニンビン省人民委員会はこのほど、「国家観光年2021」をニンビン省で開催することを提案し、ブー・ドゥック・ダム副首相の合意を得た。
「国家観光年」は、文化、観光、スポーツに関する様々な魅力的な活動を通して観光誘致を目指すプロジェクトであり、本来は2020年度をニンビン省で2月下旬から開催する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、開幕式をはじめ、ニンビン省の観光的魅力を紹介する重要なイベントの数々が中止となり、大幅に規模が縮小されてしまった。
こうしたことから、同省人民委員会が「国家観光年2021」として改めて開催することを提案し、政府もこれに同意。2021年のテーマは、当初予定していた通り「Hoa Lu – Co do ngan nam(ホアルー 千年の古都)」。
ニンビン省の省都であるニンビン市郊外に位置するホアルーは、中国王朝による支配から脱してベトナム初の王朝を建国した丁朝(ディン朝、Nha Dinh)が都を置いた地で、1010年にタンロン(現在のハノイ)に遷都するまで首都として政治経済の中心として栄えた歴史がある。