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観光不動産開発のサングループ(Sungroup)は25日、東北部地方クアンニン省カムファー市で建設していた国内初となる日本式温泉リゾート「Yoko Onsen」の第1期をオープンした。同リゾートは、日本工営株式会社(東京都千代田区)が設計を担当している。
式典には、サングループの代表者だけでなく、グエン・スアン・フック首相やクアンニン省人民委員会の高官らも出席した。「Yoko Onsen」は、世界遺産ハロン湾から約10km、カムファー市中心部から西に約15kmに位置する。
日本の伝統的な旅館をイメージした設計となっており、専門家を招いて日本庭園も建設。リゾート内の公衆浴場は全部で27か所。温泉施設は、日本で豊富な経験を持つコンサル会社の専門家が運営を担当するという。
サングループのダン・ミン・チュオン会長は「新型コロナ禍で観光業界が多大な影響を受ける中、苦労の末に第1期オープンにこぎつけることができた。このリゾート施設が一年中、大勢の観光客で賑わい、クアンニン省の新たな観光の目玉になることを期待している」と述べた。
なお、第2期では規模を拡張して、リハビリテーション施設や病院を建設する計画で、同リゾートを国内随一の湯治場にしていきたい考え。