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ホーチミン市は、クチ郡にあるクチトンネルの世界遺産の認定に向けて申請書類を準備中だという。23日に開催されたホーチミン市政府70周年(1945~2015年)歴史セミナーで同市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席が明らかにした。
クチトンネルの世界遺産への認定申請は、現在の駐インド・ベトナム大使のファム・サイン・チャウ氏が大使着任前に同市幹部らとの会合で発案したもの。これを受けてフォン主席は同市外務局を通して外務省に同案について意見を求めた。
同市外務局は、クチトンネルの世界遺産の認定申請は国防において問題がないことを同市司令部及び第7軍区に確認済みで、現在は申請書類の作成が進められている。
クチトンネルは戦闘区、居住区、台所、医務区などに分かれ、全長はおそよ250kmとされるが、現在は一部のトンネルが観光客向けに公開されているにとどまり大規模な投資はされていない。フォン主席はクチトンネルが世界遺産に認定されれば観光客誘致を目指した計画的な投資建設が可能になるとしている。