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南中部沿岸地方ダナン市で6月1日から開催されていたアジア最大規模の花火大会「ダナン国際花火大会2019(DIFF 2019)」が6日、1か月余りの開催期間を経て閉幕した。
10回目を迎えた今回のテーマは「物語る川」。大会にはベトナムのほか、ロシア、ブラジル、ベルギー、フィンランド、イタリア、英国、中国の8チームが参加した。6月1日、6月8日、6月15日、6月22日の4日間に2チームずつが花火を打ち上げ、このうち英国とフィンランドが決勝に進んだ。
最終日となった6日の決勝では、英国チーム(Pyrotex Fireworx Ltd)とフィンランドチーム(JoHo Pyro Professional Fireworks AB)がそれぞれ花火を打ち上げ、審査の結果フィンランドチームが優勝を果たした。優勝チームには優勝カップと賞金1万USD(約107万円)が贈られた。
1か月余りの開催期間中にダナン市に滞在した観光客の数は前年同期比+11%増の11万6433人と推定される。また、前年同期と比べて宿泊施設の数は+81か所増、客室の数は+6245室増だったが、稼働率は65~70%に留まった。ただし、4~5つ星ホテルの稼働率は75~85%だった。
ダナン国際花火大会は2008年に初めて開催され、第1回の成功を受けてグエン・タン・ズン前首相が毎年開催することに同意したが、2013年からは隔年での開催となっていた。2017年からは再び毎年の開催となり、開催期間もこれまでの2日間から1~2か月間(うち花火の打ち上げは5日間)に延長された。