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南中部高原地方ラムドン省ダラット市でこのほど、市内の観光情報ポータルサイトとスマートフォン用アプリ「ダラットシティ(Dalatcity)」の導入式が執り行われた。これにより、地元住民や観光客、企業、行政機関の相互連携に一役買うことが期待されている。
観光客は、スマートフォンかインターネット環境のあるパソコンからポータルサイトにアクセスすれば、ダラット市内の観光スポットや宿泊施設、商業施設、レストランなどの情報を得ることができる。
これらはダラット形成・発展125周年記念事業の一環として、「ダラット市のスマートツーリズムシティの構築」プロジェクトの2018年~2025年期に展開されているもの。
ダラット市のスマートシティ構築プロジェクトは、ガバナンス・暮らし・環境・経済の4本柱からなり、◇行政機関における業務などの電子化やポータルサイトによる都市計画管理に関する情報の公開、◇農業分野向けアプリケーション開発、◇観光産業向けポータルサイトやアプリケーション開発および無料Wi-Fi導入、◇スマートライトや防犯カメラの導入、◇大気や水質のモニタリングネットワーク拡大、◇eラーニング、◇患者カルテ管理システム構築、◇交通分野向けアプリケーション開発などが実施されている。
ダラット市の中心部では、各所で無料Wi-Fiのインターネットに接続することができる。無料Wi-Fiは一度に5万人の利用者に対応することが可能で、今後は郊外へも設置していく計画だ。