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ベトナム観光協会傘下ベトナムツアーガイド協会とホーチミン市観光協会は11日、「ベトナムツアーガイド格付けプログラム」を発表した。このプログラムはベトナムにおける職業組織として初めて欧州連合(EU)の支援を受けて展開される。
当面の間はベトナムツアーガイド協会や、ホーチミン市やハノイ市などの会員数が多いツアーガイド協会支部の会員のうち、希望者に対して格付けが行われる。
格付けは能力(20点)、知識(50点)、技能(30点)の3項目の100点満点で評価され、ツアーガイドコンテスト受賞者はさらに加点される。格付けは51~70点が3つ星(シルバーカード)、71~90点が4つ星(ゴールドカード)、91点以上が5つ星(プラチナカード)に分けられる。格付けを希望しない、またはプログラム参加者で50点以下のツアーガイドは、従来通り協会の会員証を使用する。
プログラムの展開にあたり、EUはツアーガイドの格付けの指標や評価基準、分類、試験導入などについてベトナムツアーガイド協会を支援するほか、オンラインによるツアーガイド養成や知識および専門性の情報交換、求人情報を可能にするソフトウェア開発も支援していく。
ツアーガイドの格付けは、ツアーガイドと旅行会社との契約締結や報酬の設定においても効果的とされている。ツアーガイド協会ではプログラムの展開を通して、格付けがベトナム観光業界全体で実用的に活用できるよう実態に沿って随時調整していく。