政府が発出した政令第07号/2017/ND-CP(2017年2月1日発効)に基づき、2月1日から電子ビザ発給の2年間の試行が開始された。電子ビザの発給対象は、フィリピンやミャンマー、日本、中国、米国、フランスなどを含むアジア、欧州、米州の40か国・地域となっていたが、政府はこのほど新たに6か国を追加することに同意した。
発給対象に追加されたのは、◇オーストラリア、◇アラブ首長国連邦、◇カナダ、◇インド、◇オランダ、◇ニュージーランドの6か国。これにより、46か国・地域からの外国人観光客がベトナムの電子ビザの発給を受けることができるようになった。
電子ビザは、申請書の提出から発給までインターネット上で行われ、発給手数料は25USD(約2900円)で支払いは銀行口座に振り込む形になる。審査期間は3日間。ビザの有効期間は30日間で、1回のみ入国できる。
なお、試行開始から9か月が経過した11月の時点で、電子ビザ申請件数は8万1326件に上ったという。