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南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市では、11月10日から日本イベントが開催される。このイベントでは、長崎県から寄贈された「朱印船」のレプリカの展示と越日友好文化スペースでの一連の催しが目玉となっている。
この催しは、11月に南中部沿岸地方ダナン市で開かれる第25回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて、クアンナム省が今年実施してきた一連のイベントや活動の一環だ。
朱印船は、約400年前に長崎とホイアンとの交易に使われた。また、長崎の豪商である荒木宗太郎に嫁いだベトナムの王女ゴックホアを長崎に運んだのも朱印船とされる。クアンナム省外務局のグエン・タイン・ホン局長によると、レプリカは11月10日にホイアン市のグエンティミンカイ(Nguyen Thi Minh Khai)通り沿いの地区に展示され、翌11日の越日友好文化スペースの開場式で行われる長崎くんちで披露される予定だという。
越日友好文化スペースは、グエンティミンカイ通りと周辺地区に設けられ、茶道や武術などベトナムと日本の文化が紹介される。