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ホーチミン市人民委員会は、同市人民委員会事務所に対して同市1区レタントン通り86番地(86 Le Thanh Ton St., Dist.1, Ho Chi Minh)にある同市人民委員会庁舎の一般公開案を策定するよう指導した。
同案が実現すれば、市民や観光客は同庁舎の見学が可能となる。同庁舎はフランス植民地時代にフランス人建築家が設計し、1909年に完成した100年以上の歴史を有する建築物だが、老朽化が進んでいたため同市人民委員会は2016年から2017年にかけて建物内の修復工事を行った。
また、同市人民委員会は2016年に国家級芸術建築遺跡として認定する案を文化スポーツ観光省に提出している。
かつての名称はフランス語が「オテル・ド・ヴィーユ(Hôtel de ville、『市庁舎』の意)」、ベトナム語が「ジンサータイ(Dinh Xa Tay、『フランスの市庁舎』の意)。その後、ベトナム共和国時代から「サイゴン市庁舎」、サイゴン陥落後の1975年からは「ホーチミン市人民委員会庁舎」と称されている。