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東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市の中心部に位置するラムソンスタジアム(15 Le Loi St., Vung Tau City, Ba Ria-Vung Tau Province)では毎週末にドッグレースが開催されており、会場は30秒で決まる勝敗に一喜一憂する観客の熱気に包まれている。
ランソンスタジアムのドッグレースは2001年に営業が開始され、東南アジア最大かつベトナム唯一のドッグレース場となっており、ブンタウの名物としても有名だ。レースは毎週金曜日と土曜日の19時から始まり、1日10レースほどが催行される。
レースで走る犬は、グレイハウンドというウサギなどの小動物を狩るために作り出されたアイルランド原産の狩猟犬で、オーストラリアのブリーダーが繁殖させた犬の血を引いており、1頭の価格は2500USD(約29万円)。犬にはホン・ニー、ニュー・タオ、マイン・クオンなどの名前が付けられている。
ドッグレースを観戦するには、まず入場券を購入し会場に入る。レースは8頭で催行され、場外モニターに出走犬の年齢・体高・体重・レースタイム・勝率が表示されているので参考にすると良い。
出走犬はレース前にマッサージと健康チェックを受けてから、トレーナーに引かれてトラックを2周回り、観客は出走犬の調子の良し悪しを見極める。掛け金は1万VND(約51円)からで、1着を当てる単勝式(WIN)から連勝式がある。
競争犬は約5か月の訓練を経てデビュー戦を迎え、4年ほどで引退する。レース時の最高速度は時速60kmに達し、トラック1周450mをわずか30秒で駆け抜ける。
少額から気軽に掛けることができるだけでなく、猛スピードでコースを走る犬は見応えがあり娯楽としても十分楽しむことができる。週末に都市部の喧騒を抜け出しブンタウでドッグレースに挑戦してみるのも良いだろう。
ドッグレースについては、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「ドッグレースで一攫千金?~ブンタウの遊び方~」を参照(料金などが変更になっている場合あり)。