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東南部地方バリア・ブンタウ省コンダオ郡人民委員会は、同省教育訓練局と協力し、公務員及び島民向けの英語教育事業を展開するための準備を進めている。同事業により、コンダオ島で外国人と英語でコミュニケーションを取ることができる人材の割合を約20%に引き上げる。
同事業では、約2000人の公務員及び島民に英語を教える。内訳は、◇公務員400人、◇販売業従事者160人、◇宿泊業従事者400人、◇飲食業従事者400人、◇タクシー・バイクタクシー運転手60人、◇島民420人、◇軍事関係者235人。
同省教育訓練局がカリキュラムの策定を担当し、授業ではそれぞれの業種や目的に適した教材を使用する。投資総額は55億VND(約2710万円)で、このうち45億VND(約2220万円)は国家予算で賄い、残りは授業料などを充てる。
コンダオ島は、豊かな自然や貴重な生態系が残る「ベトナム最後の楽園」として国内外の観光客の人気を集めている。2015年に同島を訪れた外国人の数は前年比+5%増の2万1000人だった。同島は、2020年に訪問者数を18万人に、2030年には30万人に増やし、外国人訪問者数の割合を全体の40%に引き上げることを目標に掲げている。