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ベトナムはこのほど、米国との間でビザ発給要件を相互緩和することで合意した。9日、国会が正式にこれを承認した。合意事項は5月末または6月初めに発効する予定だ。
それによると、ベトナム政府は短期のビジネスまたは観光目的でベトナムを訪れる米国人に、有効期間が最大1年間の数次査証(マルチビザ)を発給する。これまでは有効期間が3か月の一次査証(シングルビザ)を発給していた。一方、米側は米国を訪れるベトナム人に、これまで同様、最大1年間のマルチビザを発給する。
これにより、ベトナムと米国の両国のビジネス客と観光客に利便性をもたらすほか、新たな投資や事業を生み出すきっかけになると期待されている。この合意は、経済関係の拡大と人的交流の発展を通じた両国関係の強化をうたった両政府の公約を反映したものとみられている。