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ベトナム版ギネスブックとして知られるベトナム・ブック・オブ・レコード(Vietkings)は、「ロマンチックで美しいベトナムの自然の湖トップ5」を発表した。
同ランキングは、各旅行会社やベトナムの記録保持者コミュニティ、国内外の観光客の評価に基づいてトップ5をランク付けしたもの。
同ランキングの詳細は以下の通り。
1位:タイ(西)湖(Ho Tay、ハノイ市タイホー区)
面積約530haと、市内で最も大きい湖。この湖に関する様々な伝説にちなんで「サックカオ(Xac Cao)湿地」「キムグウ(Kim Nguu)湖」「ランバック(Lang Bac)湖」「ザムダム(Dam Dam)湖」などとも呼ばれる。
タイ湖周辺には柳などの木が植えられ、ハノイ市の中で最も美しい道として市民に愛されているタインニエン(青年)通りが湖の南西に架かっている。また、聖母リエウハイン(Lieu Hanh=柳杏)の寺や、タイホー府(Phu Tay Ho=府西湖)も見所だ。毎年旧暦3月7日には、平和と幸福、繁栄を祈ってタイホー府祭りが行われている。
2位:ヌイコック湖(Ho Nui Coc、東北部地方タイグエン省)
タイグエン省タイグエン市から西南に約20kmのところに位置する面積約2500haの湖。深さは平均35mで、最も深い場所が50m。湖には、深い緑に覆われた大小80以上の島が浮かんでおり、多くの鳥なども生息している。同省で最も美しい観光地として知られている。
3位:トゥエンラム湖(Ho Tuyen Lam、南中部高原地方ラムドン省)
ラムドン省ダラット市から南に約5kmのところに位置する面積約350haの湖。この湖は、川や小川、森林に囲まれており、湖の美しさは「松林の中の翡翠の湖」と称される。湖の周辺には、静かな自然の美しい景観が広がっている。
4位:トーヌエン湖(Ho To Nueng、南中部高原地方ザライ省)
「湖の海(ビエンホー=Bien Ho)」とも呼ばれるこの湖は、面積は228haに及ぶ。トーヌン湖(Ho T’nungまたはHo To Nung)と表記することも。
湖の青い水と周辺の赤い土が美しい湖で、青く澄んだ水の中で泳ぐ魚の姿を見ることができる。湖へ続く道は松並木で、きれいになる。道の終わりには小屋が建っている。ここでは、美しい景色を眺めながら鳥の鳴き声を聴くこともできる。
5位:ラック湖(Ho Lak、南中部高原地方ダクラク省)
同省で最大の自然の湖として知られている。面積約620ha。周囲を高い山に囲まれているほか、水面には松林が反射し、美しい光景が広がっている。阮朝(グエン朝)最後の皇帝バオダイ(保大)帝(在位:1926~1945年)の旧別荘や、少数民族のムノン(M’Nong)族の長家も建っている。夕方が最も美しい。