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ハノイ市ソンタイ町人民委員会はこのほど、同市郊外にあるドゥオンラム村集落の特別国家級遺跡認定に向けて、保存と活用に関する各活動に尽力することを明らかにした。2016年の認定を目指すと共に、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)による世界文化遺産認定も視野に入れている。
同町は、ドゥオンラム村の保存とその価値の活用に注力し、同村にある遺跡と古民家の修繕・修復や観光インフラ整備、農業エコ観光を結びつけた文化遺産観光の開発、遺跡の保存・活用に対する住民の意識向上などの活動に自主的に投資する。更に、遺跡の保護及び住民の生活水準向上のため、150世帯を別の地域へ移転する。
こうした活動により、2016年にドゥオンラム村を訪れる観光客数が15万人に達し、観光サービスを展開する同村の世帯の10~15%が安定した収入を得ることになると期待されている。
ドゥオンラム村集落は2005年、国家級芸術建築遺跡に認定された。2013年には、ドゥオンラム村の伝統的家屋修復プロジェクトがユネスコから「2013年ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」を受賞した。