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ベトナムにおける観光分野の関連企業の代表者らは、観光地に溢れるごみが観光産業発展の障壁になっているとして、早急な環境衛生向上の対策を求めている。サイゴンタイムズ紙が18日に開催した観光ツアーのサービス改善に関する会合で、ホテルや旅行会社などの関連企業から多くの声が上がった。
各旅行会社は、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島や南中部沿岸地方クアンガイ省リーソン島などの離島まで、あらゆる観光地にごみが溢れており、観光客にとっても行きたい場所とはなり得ず、観光産業発展の障壁になっていると指摘。
各社は、この問題を解決するためには、観光地の管理当局の協力が不可欠だとしながらも、こうした現状が観光産業の質向上に関わる問題の一つになっていることを認識している地域はまだ少ないという。
一方で、観光ツアーを主催する旅行会社側も、ツアー参加者にごみを放置させないなどの積極的な行動が必要だとしている。実際に一部の旅行会社では、ツアーに同行するガイドがごみ袋を持参しているという。
ベトナムでは外国人訪問者の減少が続いており、先日開かれた国会でも複数の議院が政府に対して具体的な対策を取るよう求めていた。