世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」の日本法人、トリップアドバイザー株式会社(東京都渋谷区)は、観光地として人気の世界40都市における旅行コストを比較調査した「旅行者物価指数(トリップインデックス)2015」を発表した。同調査で、ハノイ市が2年連続で「旅行者物価の最も安い都市」に選ばれた。
今回の旅行者物価指数は、夏期(6月~8月)における各都市の現地での出費の平均値から算出したもの。2名で4つ星ホテルに3泊する想定で、計3か所の観光スポットを訪問し、昼食と夕食、また夕食のレストランへのタクシー往復(約6.4km)費用の平均値を合計している。
調査の結果、ハノイ市が平均8万7699円で、第1位となった。同市の1日当たりの平均値は、昼食が1913円、夕食が5433円、タクシー往復費用が491円、観光が1万0979円、ホテルが1万0447円だった。
一方、旅行者物価の高い都市のトップはメキシコのカンクンで、3泊分の合計が24万1845円と、ハノイ市の約3倍だった。日本は、東京の3泊分の合計が19万0593円で、旅行者物価の高い都市の7位に付けた。
その他のランキングは下記の通り(数値は3泊分の合計)。
旅行者物価の安い都市トップ10
◇1位:ハノイ市(ベトナム) 8万7699円
◇2位:ワルシャワ(ポーランド) 8万8560円
◇3位:シャム・エル・シーク(エジプト) 9万8256円
◇4位:バンコク(タイ) 9万8493円
◇5位:ムンバイ(インド) 10万1367円
◇6位:リスボン(ポルトガル) 10万8603円
◇7位:クアラルンプール(マレーシア) 10万9518円
◇8位:マラケシュ(モロッコ) 11万0277円
◇9位:マニラ(フィリピン) 11万0805円
◇10位:ベルリン(ドイツ) 11万1489円
旅行者物価の高い都市トップ10
◇1位:カンクン(メキシコ) 24万1845円
◇2位:チューリッヒ(スイス) 23万3049円
◇3位:ニューヨーク(米国) 22万8678円
◇4位:ロンドン(英国) 22万4925円
◇5位:プンタカナ(ドミニカ) 21万6213円
◇6位:パリ(フランス) 19万3536円
◇7位:東京(日本) 19万0593円
◇8位:トロント(カナダ) 18万5052円
◇9位:ドバイ(アラブ首長国連邦) 18万2523円
◇10位:シンガポール(シンガポール) 18万0603円