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ホーチミン市交通運輸局はこのほど、同市人民委員会に対して、同市中心部で観光客用電気自動車を試験的に導入する案を提出した。同局は電気自動車の導入方法として下記の2つの案を挙げている。
◇第1案:市中心部で現行のタクシーと同じく24時間運行し、観光地を始め、レストランやホテルなどへの移動に利用する。
◇第2案:市内バスと同じく、定められたルートとスケジュールに沿って運行し、各博物館や公園、市場、教会などの観光地やホテルを巡回する。
電気自動車は、ガソリンや石油を使用する車両と比べて環境の汚染に影響しないほか、騒音も出ないなどの利点があるという。また同局は、交通運輸省に電気自動車の技術安全性及び環境保護に関する基準などの早期公布を求めている。一方、同市人民委員会も同局と同市文化スポーツ観光局に対し、観光客の意向調査を実施するよう求めると共に、試験導入の際には第1案(タクシー同様24時間運行)を採用するよう指示した。
なお、観光客用電気自動車は、既にハノイ市の旧市街やタイ湖(西湖)周辺で運行されているほか、2012年3月からは南中部沿岸地方ダナン市でも運行されている。料金は◇1時間:25万VND(約1260円)、◇2時間:35万VND(約1770円)、◇3時間:45万VND(約2270円)、◇5時間以上:1時間当たり8万VND(約400円)となっている。