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グエン・タン・ズン首相はこのほど、ホーチミン市人民委員会が提案していた「ホーチミン市観光局」の設立を承認し、同市人民委員会に対して、現行の法律に従い、設立の準備を進めるよう指導した。
急速な経済発展を続けるホーチミン市は、ベトナム最大の経済都市であり、同市のGDPは全国GDPの5分の1を占め、国家歳入の30%に貢献している。また、貿易額は全国の40%、小売売上高は全国の3分の1を占めている。
さらに、同市は観光都市としての魅力もあり、毎年2000万人以上の観光客が同市を訪問し、同市の観光収入は全国の45%を占めている。また、同市を訪れる外国人観光客は毎年+10%のペースで増加している。
このような状況下、同市では効果的な観光開発を促進すべく、既存の文化スポーツ観光局から独立した新たな専門機関が必要と考え、同市人民委員会が今年2月、ズン首相に対して、「ホーチミン市観光局」の設立を提案していた。