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中部高原地方ラムドン省ダラット市でこのほど、「コピ・ルアク」のコーヒー農園とカフェが開業し、国内外の観光客の人気を呼んでいる。ガフィンが報じた。
コピ・ルアクとは、ジャコウネコの糞から採取した未消化のコーヒー豆のこと。農園のオーナーは弁護士のグエン・クオック・ミン氏で、約2.4ヘクタールのコーヒー農園と120匹のジャコウネコに420億ドン(約1億9600万円)を投資した。毎年300~400キロのコピ・ルアクを生産できる見込みで、国内で最大の生産施設と見られている。
ミン氏によると、ジャコウネコは毎日20~30グラムのコーヒー生豆を食べ、10グラムほどを排出する。ジャコウネコの腸内でコーヒー豆に独特の香味が加わるという。これを洗浄して乾燥させてから加工する。1キロ当たりの価格は2000万ドン(約9万3500円)。農園のカフェでは3~4人が飲めるポット入りコーヒーを約20万ドン(約935円)で販売している。
中部ダナン市から来たという観光客のチャン・ドゥック・タンさんは「ここのコーヒーは本当に特別な香りがする。素晴らしい景色の中で世界一美味しいコーヒーを飲めて最高」と興奮気味に話していた。