(C) wikipedia フエ王宮の左無(文官詰所) |
ドイツ政府は北中部トゥアティエン・フエ省フエ市にあるフエ王宮の左無(文官詰所)修復プロジェクト向けに13万9660ユーロ(約1355万円)を支援する。フエ遺跡保存センターが明らかにしたもので、実施期間は2012年~2013年。29日付ベトナムプラスが報じた。
同プロジェクトは、ドイツ政府による「フエ遺跡修復保存支援プログラム」の4つ目の案件で、◇フエ遺跡保存センター、◇ドイツ教育修復保存プロジェクト実施課(GCREP)、◇ドイツ文化遺産保存協会(GEKE)が共同で実施する。
今回修復が決定した左無(文官詰所)は、右無(武官詰所)の向かい側にあり、両施設はともにフエ王宮勤政殿に位置している。両施設は19世紀初頭に建てられ、1899年に改修工事を行った。両施設は文武百官が朝拝の準備や宴会などに使用していた。