ホーチミン市文化スポーツ観光局は25日、10月に同市を訪れる外国人数は40万人に達する見込みだと発表した。前月に比べ13万人多く、前年同月比では50%増の急増だ。1~10月の外国人訪問者数は、前年同期比25%増の260万人に上る見込み。
文化スポーツ観光局のラー・クオック・カイン副局長は訪問者数急増の理由について、「ハノイ市で行われたタンロン・ハノイ建都1000年記念祭を訪れた観光客が、その行き帰りにホーチミン市に立ち寄ったケースが多い」と分析している。
市内の3~5つ星ホテルの客室稼働率も上がっているもようだ。同市1区の3つ星ホテル「ビエンドン」では、10月の客室稼働率は72%に達する見込み。前年の10月は61%だった。10月の観光収入も前年同月比12%増の4兆ドン(約167億円)、1~10月では前年同期比11%増の32兆ドン(約1335億円)に上りそうだ。
文化スポーツ観光局では、今年の外国人訪問者数は285万人程度にとどまると予測していたが、この勢いが続けば300万人を超える可能性があるとしている。