不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムによると、今年第1四半期(1~3月)のハノイ市の5つ星ホテル宿泊料は1泊当たり平均118米ドル(約1万1000円)と前年同期に比べ18%下落、4つ星ホテルの宿泊料も3.5%下落している。そのおかげか、5つ星ホテルの客室稼働率は前年同期比で6%上昇し60%を超えた。一方、3つ星ホテルの宿泊料は前年同期に比べ8%上昇し39米ドル(約3600円)となった。
ハノイは今年、「タンロン・ハノイ建都1000年記念」の各種イベントを実施することから、ホテル需要は急速に回復するとみられており、ホテル運営のアコーやマリオットなどはハノイでの市場拡大に積極的に動いている。また、同市では年内に3~5つ星ホテルの客室数がおよそ1000室増加する見込みだ。