南中部クアンナム省ホイアン市文化情報スポーツ室はこのほど、同市旧市街の人口密度が1平方キロメートル当たり1万2000人と全国で最も高いレベルにあることを明らかにした。
人口密度が高い原因として、旧市街で販売・サービスに従事するスタッフが外部から移り住んでいることが挙げられる。旧市街内の古民家1637軒のうち、商用に利用されているのは75%に上る。第1地区に限れば928軒のうち91%が商用利用されており、従業員の85%がホイアン出身者ではないという。
ホイアンの研究で知られる昭和女子大学教員の内海佐和子氏は、「古民家の商用利用は地元民の旧市街地離れを加速させる」と警告している。