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財政省はこのほど、ベトナム証券取引所(Vietnam Stock Exchange=VNX)の設立に関する草案を公布した。
草案によると、VNXはハノイ市に本社を置く政府全額出資の国営法人とし、財政省が国家資本の代表者となる。同法人はホーチミン証券取引所(HSX)およびハノイ証券取引所(HNX)を完全子会社化する。
VNXの資本金を2023年までに3兆VND(約140億円)とし、HSXの資本金を2兆VND(約93億円)、HNXを1兆VND(約47億円)とする。2024年以降に株式会社化を実施する。
各証取の役割について、VNXは株式の上場・取引、情報公開などに関する規制の策定、証券市場の監督、情報技術システムの開発、新商品の開発、証券分野での国際協力などを実施する。一方、HSXは株式市場、HNXは債券市場とデリバティブ(派生証券)市場を管理する役割を担う。