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- 米国の退役軍人や地元住民らが参列
- ベトナム戦争中に米軍が村人504人を虐殺
- 犠牲者の多くは女性や子ども、高齢者
南中部沿岸地方クアンガイ省クアンガイ市ティンケー村のソンミ証跡地区で16日、「ソンミ村虐殺事件」57周年の追悼式が行われた。米国の退役軍人や地元住民らが線香を手向けた。
ソンミ村虐殺事件は、ベトナム戦争中の1968年3月16日に米軍によって504人の村人が虐殺された事件。犠牲者の多くは女性や子ども、高齢者だった。また、数百棟の住居や畑が焼かれ、数千頭の家畜や家禽が殺された。
追悼式に合わせて、例年と同じく米国の退役軍人のビリー・ケリー氏から504本のバラの花が犠牲者に捧げられた。また追悼式では、同じく退役軍人のマイク・ベーム氏が今年もバイオリンを演奏して犠牲者を追悼した。
さらに今年は、ソンミ村事件の写真を撮影した米軍の従軍記者だったロナルド・L・ヘーベル氏も現地を訪れ、追悼式に参列した。
ベトナム戦争中には、米軍や韓国軍によるベトナム人虐殺事件が複数発生し、ソンミ村事件は典型的な例とされている。なお、2025年でベトナム戦争終結50年を迎える。