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- スマート環境モニタリングなど研究
- 応用価値の高い画期的な研究目指す
- ノーベル賞受賞者など世界の科学者を誘致
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の非営利大学「ビン・ユニ(VinUni)」は13日、「環境インテリジェンスセンター(Center for Environmental Intelligence=CEI)」を正式に発足した。
CEIが研究に取り組むのは、スマート環境モニタリング、リビングラボ、新素材設計における人工知能(AI)の3分野で、国内外の協力プロジェクトを通じて商業化の可能性がある応用価値の高い画期的な研究を目指す。
国際基準の研究プラットフォームを構築するため、ビングループ傘下の非営利組織であるビンフューチャー基金(VinFuture)が主催するビンフューチャー賞やノーベル賞の受賞者など、世界の一流科学者を誘致する。
CEIは理論研究だけでなく応用プロジェクトにも積極的に取り組み、社会に実用的な貢献を行う。現在の主要プロジェクトとしては「電力消費を最適化しグリーン交通インフラ整備を促進するための再生可能エネルギーとバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を統合したスマート電気自動車(EV)充電ソリューション」や「都市交通管理をサポートするデジタルツインプラットフォーム」、「環境に配慮した高密度エネルギー電池の研究開発」などがある。
CEIに参加する、2010年ノーベル物理学賞受賞者のコンスタンチン・ノボセロフ教授は、「CEIの設立はビン・ユニだけでなく地域や世界にとっても重要だ。私はCEIのプロジェクトに参加することを楽しみにしている」と語った。