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- 20年、新規がん患者が18万2000人余り増加
- 12万2000人余りが死亡
- 現在のがん患者は35万4000人存在
ベトナムではがんの罹患率が上昇傾向にある。がんによる死亡率も非常に高く、がんの発見から約1年後にがん患者の半数が死亡している。ベトナムでこのほど開催されたベトナムがん免疫療法協会の第1回国際会議で、ハノイ市バックマイ病院元副院長のマイ・チョン・コア教授が明らかにした。
コア教授は、グローバル・キャンサー・オブザーバトリー(Global Cancer Observatory=Globocan)のデータを引用して、ベトナムでは2020年に新規がん患者が18万2000人余り増加し、12万2000人余りが死亡したと発表した。保健省の統計によると、現在がん患者は35万4000人存在する。
ベトナムがん免疫療法協会会長のファム・バン・トゥック教授は、がんの罹患率や死亡率はベトナムを含む世界中で上昇傾向にあり、原因として人口の老化や環境汚染、化学物質による食品汚染、放射線被ばくなど多くの要因が考えられると述べた。
コア教授はがん治療法のうち、近年言及されることの多い標的療法と免疫療法について説明した。ベトナムがん免疫療法協会の初の国際会議には、日本やドイツ、韓国など国内外から免疫療法の専門家ら1000人余りが参加し、40件の報告が行われた。