[社会]
がん発見から1年で患者の半数が死亡、罹患率も上昇傾向
2024/08/06 06:01 JST更新
(C) vietnamnet |
ベトナムではがんの罹患率が上昇傾向にある。がんによる死亡率も非常に高く、がんの発見から約1年後にがん患者の半数が死亡している。ベトナムでこのほど開催されたベトナムがん免疫療法協会の第1回国際会議で、ハノイ市バックマイ病院元副院長のマイ・チョン・コア教授が明らかにした。
コア教授は、グローバル・キャンサー・オブザーバトリー(Global Cancer Observatory=Globocan)のデータを引用して、ベトナムでは2020年に新規がん患者が18万2000人余り増加し、12万2000人余りが死亡したと発表した。保健省の統計によると、現在がん患者は35万4000人存在する。
ベトナムがん免疫療法協会会長のファム・バン・トゥック教授は、がんの罹患率や死亡率はベトナムを含む世界中で上昇傾向にあり、原因として人口の老化や環境汚染、化学物質による食品汚染、放射線被ばくなど多くの要因が考えられると述べた。
コア教授はがん治療法のうち、近年言及されることの多い標的療法と免疫療法について説明した。ベトナムがん免疫療法協会の初の国際会議には、日本やドイツ、韓国など国内外から免疫療法の専門家ら1000人余りが参加し、40件の報告が行われた。
[Vietnamnet 20:08 01/08/2024, O]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。