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- ガウンに伝統衣装を合わせて個性を出す
- 卒業式では友人や教員からも称賛
- 「越服を広める助けになれば」とコメント
今年の卒業シーズンには、アカデミックガウンにベトナムの伝統衣装「越服(Viet phuc)」を組み合わせ、個性を出す若者が目立つ。
これは、東南部地方ドンナイ省の女子高生が、卒業式に着用するアカデミックガウンに伝統衣装の肩掛けを合わせた写真をインターネット掲示板に投稿したことで注目を集めるようになったものだ。
インターネットを見たハノイ市の女子大生リーさんは、普段から越服で街を歩き、衣装を人に紹介することが多かったこともあり、自身の卒業式には肩掛けと花冠を借りて、ガウンに合わせた。
特別な衣装で卒業式に臨んだリーさんは、皆が興味を持ってくれて、友人ばかりでなく教員からも称賛の言葉を多くもらったとし、「このトレンドが、越服をもっと広める助けになればと願っています。私たちの伝統衣装は、他の国のものに負けず劣らず美しいです」と語った。
ハノイ市タインスアン区にある越服用アクセサリー専門店「モックミエンティ(Moc Mien Thi)」によると、越服や肩掛けは買うとかなりの値段になるため、若者は特別な日にレンタルすることが多く、阮(グエン)朝(1802~1945年)時代のものからインスピレーションを得たデザインの肩掛けが人気だそうだ。