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- 大学出願資格の身長制限に世論反発
- 一般専攻科目での身長制限に疑問の声
- 大学は身体的要素の重要性を説明
ハノイ国家大学ビジネススクール(Hanoi School of Business=HSB)が、2024-2025年度の学生募集に関する出願資格の中で、身長制限を設けたことが物議をかもしている。
同校の出願資格によると、◇経営管理・テクノロジー、◇マーケティング・メディア、◇人事・人材管理、◇マネジメント・セキュリティの4つの専攻課程(定員500人)において、女子が身長158cm以上、男子は身長165cm以上であることを条件としている。この他、体力があり、視力が良いこと、さらに特別なスキルがあれば優遇される。
とりわけ身長制限が設けられたことに世論の好奇の目が向けられている。通常、出願資格に身長制限が設けられるのは、警察学校や士官学校といった特殊な学校だけだ。HSBがこのような条件を設けた理由について一部の人々は、いくつかの特殊な教育課程において、ある程度の身長があった方が優位と大学が判断したのではないかと憶測している。
実際、高身長であることは、社会のあらゆる場面で有利に働くことが多く、将来企業や組織のリーダーになり得る人材には、外見と能力の双方を伸ばすことが求められる。規定によれば、教育プログラムが原則と目的に則している限り、各大学は学部・学科の運営や登録に関して自治の権利を有している。
しかし、このニュースを知った多くの読者は、HSBの専攻科目について、国防や安全保障と関係がなく、特殊性を感じられず、他の大学でも設けているありふれた専攻科目であるため、身長制限があるのはおかしな話だと指摘している。また、これら科目を専攻したい学生にとっては多くの選択肢があり、身長制限を設けるのは、大学にとって出願者を減らすだけでメリットはないとも論じている。
世論からの反発についてHSBの代表者は、「将来、企業のリーダーや組織管理者となる卒業生には、学力やスキルに加えて、身体的・精神的健康、そして身体的な要素も重要になると考えている。学生選考に当たっては、身長・体重制限の条件を満たしていない候補者についても、面接の際に改善の余地があると判断された場合、もしくは心の知能指数(EQ)や学力に特筆すべき者がいれば、優先して入学させる」と説明した。