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- 利用客から「パテにウジ虫」とクレーム
- 規則や食品安全衛生の要求が守られず
- チェーン運営側の代表者が謝罪
鉄板プレートで焼いたパテ(レバーペースト)などと一緒にパンを楽しむバインミーレストランチェーン「コットディエンクアン(Cot Dien Quan)」は、利用客から「パテにウジ虫が湧いている」とクレームがあった北部紅河デルタ地方タイビン省タイビン市の店舗の営業を永久に中止することを決定したと発表した。
パテに大量のウジ虫が湧いている状況を撮影した動画は5月8日にSNS上で広がった。9日夜に同チェーン責任者がメディアに対し、問題のあった店舗では規則や食品安全衛生の要求が守られていなかったとして、当該店舗の営業を永久に中止することを決定したと明らかにした。
問題発覚後、チェーン運営側はただちに幹部を派遣し、原料の保管状況から調理過程までの検査を行った。使用していたパテはチェーン運営側が供給するものだったが、規則では調理時にのみ冷凍庫から取り出して準備することになっていたものの、問題のあった店舗では規則どおりの保管が行われていなかった。問題を指摘した利用客に対して、チェーン運営側の代表者は電話で謝罪した。
チェーン運営側代表者はメディアに対しても「責任は免れず、心から謝罪する」と述べている。
一方、問題があった店舗が所在する地方の自治体では、店舗経営者との連絡がとれておらず、引き続き連絡をとり事情を明らかにして、規定に従って処分するとしている。