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- ヤギの血プリン摂取で集団食中毒発生
- 67歳の男性1人が敗血症などで死亡
- 食品安全衛生局が詳しい原因を調査中
北部紅河デルタ地方タイビン省保健局傘下の食品安全衛生局によると、同省タイビン市ホアンジエウ街区で集団食中毒が発生した。20人近くが入院して、このうち1人が死亡した。
結婚披露宴で出されたヤギの血プリンのティエットカインゼー(tiet canh de)が原因と見られており、食品安全衛生局が詳しい調査を進めている。
これに先立つ5月1日、同街区在住のHさん(男性)家族は、子供のために結婚披露宴を主催した。披露宴には主に親戚らが参加。披露宴で出されたメニューは、鶏肉やヤギ肉、ネコ肉、豚足、スッポン、海鮮などを原料とした約20品(120人分)で、この中にヤギの血プリンも含まれていた。
体調不良を訴えた患者のうち、P・T・Tさん(男性・67歳)は、微熱や咳、息苦しさ、右わき腹の痛みなどの症状でタイビン省総合病院に搬送された。Tさんはその後に容体が悪化して、ハノイ市のバックマイ病院に転送となったが、敗血症や重い肺炎、多臓器不全などの合併症により5日に死亡した。
入院した他の患者のうち、8人は治療と経過観察のためにバックマイ病院に転送され、6人は退院して既に自宅に戻っている。残りの患者は、タイビン省総合病院で治療を続けているが、異常な症状は見られず、現在は採取した血液サンプルの培養検査結果を待っている段階だという。