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- SNSで呼び掛け、500人が献血に訪れる
- 血液型「O+」で輸血用血液が不足
- 懸命な治療の甲斐なく患者は死亡
治療中の妊婦の血液が不足して、フェイスブック(Facebook)で献血を呼びかけたところ、約500人もの人々がキエンザン省フーコック市医療センターを23日夜から翌朝にかけて訪れ、献血のために徹夜で並んだ。
これに先立つ23日午後6時20分頃、同市医療センターは、緊急搬送された39歳の妊婦H・T・Mさん(同市在住)を受け入れた。Mさんは妊娠21週目で、前置胎盤による出血性ショックを発症しており、医師は母体の命を救うために緊急手術が必要と判断した。
出血量が多かったため、大量の輸血が必要だったが、患者の血液型がO+だったことで、輸血用の血液が不足。同日午後10時ごろ、地域のコミュニティがFacebookで献血を呼びかけると、約500人が献血のために、市医療センターを訪れた。
この中で輸血が可能な血液を持つのは10人程度だったが、地元メディアは、1人の妊婦を救うために、数百人の市民が徹夜で献血に訪れたことを美談として報じた。
しかし、市医療センターは24日午後、「輸血と懸命な治療の甲斐もなく患者の回復の見込みは極めて低かった。家族は患者を自宅に連れていくことを望み、患者は同日4時30分頃に死亡した」と発表した。
地元当局によると、Mさんには漁師の夫との間に既に4人の子供がおり、一家は経済的に困窮している。地元の貧困患者支援協会は現在、Mさんの治療費と葬儀代を援助すべく、寄付金を募っている。