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- ハノイで行方不明の女性が他殺体で発見
- ミニアパートの一室で遺体が見つかる
- 容疑者逮捕、警察が動機など取り調べ急ぐ
ハノイ市警察は19日午後、テト(旧正月)7日目に当たる2月16日から行方不明となっていた女性の他殺体を同市カウザイ区にある貸し部屋で発見したと明らかにした。
遺体となって見つかったのは、同市ナムトゥーリエム区在住のL・T・T・Lさん(21歳)。遺体を発見した警察は、Lさんが殺害されたと断定。既に容疑者を逮捕しており、殺害に至った動機などを取り調べている。
これに先立ち、Lさんの家族は、Lさんが16日から家を出たまま戻らないと警察に届け出た。失踪当時、Lさんは白いシャツとグレーのスカートを着用し、ホンダベトナム(HVN)製スクーター「ビジョン(Vision)」に乗っていた。
行方不明者届を受けた警察は捜索を開始。家族によると、Lさんは失踪した当日、管理する貸し部屋の家賃徴収と入居希望の客に部屋を見せるために、家を出たという。午後7時の時点では、Lさんと連絡が取れていたが、それ以降は音信不通となり、電話も繋がらなくなった。
警察が監視カメラを確認したところ、同市タインスアン区の貸し家エリアでLさんの姿を発見。これ以降、消息不明となった。捜査を進める警察は、東北部地方バクザン省出身のH・M・H(20歳)を容疑者と特定して逮捕。Hは取り調べに対し、犯行を自供した。
殺害現場は、カウザイ区にある7階建てのミニアパートの一室で、Lさんの遺体は3階の部屋で発見された。殺害されたLさんは、早くに母親を亡くした後、学業を諦めて一家の稼ぎ頭となり、家族のために新しい家を建てるべく、アパート管理人の仕事に勤しんでいたという。