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- より充実した位置情報の取得が可能に
- モバイルシステムで通行困難な場所も撮影
- ベトナムの撮影はプライバシー規則に準拠
ベトナムの大手ウェブメディア「VNエクスプレス(VnExpress)」の情報筋によると、米アップル(Apple)は同社が運営・開発する地図アプリケーション「アップルマップ(Apple Maps)」のデータベース再構築プロジェクトの一環として、16日からベトナムでアップルマップのストリートビュー撮影車の走行を開始したという。
ストリートビュー撮影により、将来的にベトナムのアップルマップで、米グーグル(Google)のグーグルマップ(Google Maps)のストリートビュー機能と同様のルックアラウンド機能を使用できるようになる。データベースのアップデート後、iPadやiPhone、MacBookなどのアップルブランドの製品の利用者は、より充実した位置情報を取得することが可能となる。
現在、ルックアラウンド機能を備えているのは、米国、日本、ヨーロッパの一部の国の主要都市、シンガポールなど。
アップルによると、車両の通行に適さないエリアやルートでは、バックパックに搭載されたデバイスなどのモバイルシステムを使用し、道路、路地、広場などの周囲のデータを収集する。
なお、ベトナムでのストリートビュー撮影はプライバシー規則に準拠して行い、ナンバープレートや人の顔などはシステムにアップロードする前にぼかされることになっている。
アップルマップは2012年に初めて登場し、グーグルマップに代わってアップル製品のデフォルトアプリケーションになった。ただし、そのデータは外部から取得されたもので、品質が低かったため、アップルは2018年からデータベースの再構築をスタートした。