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- ノイバイ空港、2月から空港CDM導入
- 空港リソースの最適化を図る施策
- 顧客体験向上、燃料節約、CO2削減
ハノイ市ノイバイ国際空港は、試験期間を経て、空港における協調的意思決定を実施する取り組み「空港CDM(Airport Collaborative Decision Making=A-CDM)」を2月1日から正式導入することを決めた。
空港CDMは、空港内の航空機運航関連業務を行う航空交通管制機関、空港運営者、航空会社、操業社などが、従来個別に管理していた航空機の移動と準備時間情報をコラボレーション機関間で共有することにより、航空機の運航時間を事前に予測し、目標時間を算出・管理して、出発機・到着機の運航管理の精度と空港運用における予見性を向上させることで、空港リソースの最適化を図る施策。
これまで2度にわたる試験導入で、空港CDMは良好な結果を残しており、導入期間中のTOBT(Target Off Block Time)遵守率は平均で98.7%に上った。なお、TOBTは航空機が管制機関からの許可があれば、直ちに移動開始できる状況となる目標時刻のこと。
また、導入期間中のTSAT(Target Start Up Approval Time)遵守率も平均96.2%で、導入以前よりも向上。TSATとは航空機が移動開始の許可を受領する目標時刻のこと。空港CDMの導入により、顧客体験の向上だけでなく、航空各社にとっては燃料節約に繋がるほか、環境へのCO2排出量削減にも寄与する。