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- テト用のお金稼ぎで違法な金鉱掘りが横行
- 約100人が採掘や選鉱などの作業に従事
- 当局の動き警戒、いたちごっこ続く
南中部沿岸地方クアンナム省フオックソン郡フオックタイン村(xa Phuoc Thanh, huyen Phuoc Son)の5A金鉱は2017年1月に閉鎖されたにもかかわらず、テト(旧正月)が迫る中で多くの人々がテト用のお金を稼ぐためにここに集まり、金鉱掘りを行っている。
山腹の約2haの森林の中に小屋を建て、約100人が毎日、金鉱で採掘や選鉱など、違法かつ危険な作業に携わっている。選鉱のプロセスでは、石灰やソーダ、シアン化物を使用して金をより分け、 廃棄物と廃水はそのまま現場に捨てている。
人に雇われて金鉱掘りをしているという1人は、「土砂を破砕機まで運ぶ作業をして、1日20万~30万VND(約1200~1800円)の稼ぎになる」と話す。人や機械を動員して金鉱掘りをする人は、運が良い日は数百万VND(100万VND=約6000円)、そうでない日は数十万VND(10万VND=600円)を稼ぐという。
地元当局は2023年に同金鉱で取り締まりを実施し、多くの金鉱掘りを摘発した。しかし、金鉱掘りたちは当局者の動きを警戒し、摘発されそうになると機械設備を隠し、自分も森に身を隠すなどして逃れているため、いたちごっこが続いている。
なお、同郡人民委員会は同郡警察に対し、同金鉱での金鉱掘りを摘発するよう指導した。