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- ドラゴン像は高さ50m余り
- 投資主の財源不足で公園の工事中断
- 近い将来、ドラゴン像の撤去を予定
辰年を迎えた今年になって、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市のトゥイティエン湖ウォーターパークにある巨大なドラゴン像が、若者や外国人観光客の撮影スポットとして人気が高まっている。
ドラゴン像は高さ50m余り。湖の中心にある陸地の球形の建物の上でとぐろを巻き、口を開けた顔を東に向けている。公園はフエ市中心部から約10kmの位置にあり、面積は49ha余りだ。
フランスから観光で訪れたというシモンさんは、「フエ観光をした友人から、フエに行くならトゥイティエン湖は寄るべき場所の1つだと言われた。建設途中で放棄された公園にある巨大で美しいアジアのドラゴンに圧倒された」と語った。
このウォーターパークは、投資主のハコ・フエ社(Haco Hue)が長期にわたって建設していたが、工事途中で財源不足に陥り、トゥアティエン・フエ省人民委員会が土地を回収した。2023年初めに同省は、公共公園にすることを計画したが、ハコ・フエの資産が残っていてまだ実現していない。
同省土地開発センターによると、資産の問題は解決し、近い将来ドラゴン像は撤去され、土地はフエ市人民委員会の管理に引き継がれることになる。フエ市は公園として整備する予定だという。
現在のウォーターパークは管理者が存在せず、無料で入場できるが、警備員が1人常駐し、観光客の安全を守っている。