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- エンタメテーマでは「コンサート」に注目
- 教育テーマでは「オンライン学習」
- テクノロジーテーマではAIツールに関心
ベトナムで検索エンジンを運営するコックコック(Coc Coc、ハノイ市)は、2023年の検索ワードの傾向をまとめたレポートを発表した。
最も検索が多かったテーマは「エンターテインメント」(27.5%)、「教育」(23.8%)、「テクノロジー」(23.7%)だった。トップ10に入ったテーマのうち、スポーツを除く9つのテーマの検索はいずれも2022年に比べて約3倍に増えた。
「エンターテインメント」では、「コンサート」が特に注目を集め、2022年比+17%増加した。また、「占星術」と「玄学」への関心も高まり、「占星術」と「玄学」に関連するワードの検索は2022年と比べて13.5倍に増加した。
「教育」では、オンライン学習プラットフォームの検索が引き続き多かった。また、新型コロナ禍を経て留学への関心が再び高まり、「留学」関連の検索は2022年と比べて2.5倍以上に増えた。留学先としては、シンガポール、オーストラリア、ドイツの3か国が最も注目を集めた。
「テクノロジー」では、特に人工知能(AI)ツールへの関心が高かった。対話型AIチャットボット「ChatGPT」のブームに伴い、AIツールに関連するワードの検索は2022年比133.1倍にも増加した。中でも「ChatGPT」、「コックコックAIラボ(Coc Coc AI Lab)」、「キャラクター.AI(Character.AI)」の人気が高かった。
「テクノロジー」ではこのほか、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)も引き続き注目を集め、中でも「ティックトック(TikTok)」が+15%増加した。一方、「フェイスブック(Facebook)」の検索は依然として最も多いものの、2022年と比べると▲18%減少した。