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- 喫茶店で殺人事件、容疑者逃亡中
- 目撃談多数、ロンアン省に潜伏か
- HCM市とロンアン省警察が捜査中
南部メコンデルタ地方ロンアン省警察は、ホーチミン市警察と連携して逃亡中の殺人事件の容疑者の行方を追っている。
これに先立つ6日午前10時ごろ、ホーチミン市ホックモン郡スアントイソン村(xa Xuan Thoi Son)を走る国道22号線にある雑貨店 兼 喫茶店で、女性店員のN・T・H・Pさん(22歳)が襲われる事件が発生。Pさんは重傷を負っており、その後に死亡が確認された。目撃者によると、喫茶店から悲鳴が聞こえた後、店内から飛び出した若い男がバイクで逃走。店内を確認すると、女性が倒れていたという。
警察は殺人事件として捜査を開始。6日午後には、容疑者によく似た男が、ロンアン省ベンルック郡ルオンホア村(xa Luong Hoa, huyen Ben Luc)にある喫茶店で目撃されたとの情報があった。怪しんだ住民が通報したところ、これに気付いたのか男はバイクを残して逃走。警察は容疑者がロンアン省方面に潜伏中とみて、多くの道路を封鎖し、検問所を設けて容疑者の行方を追っている。
来店した容疑者を接客したルオンホア村の喫茶店店主は、「帽子とマスクで顔を隠した男が水とタバコを買いにきました。挙動不審で普通とは違いました。水を受け取った後、Wi-Fiのパスワードを聞かれて、教えると誰かと長話していました。その後、インスタントラーメンを注文しましたが、食べきれずに残しました。殺人事件の容疑者と長い時間一緒にいたと思うとぞっとします」と話した。
容疑者は現在も逃亡を続けているため、地域住民は不安の日々を過ごしており、外出を控えるなどしているという。