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- 被告2人は強盗・殺人罪で有罪判決
- BIDV支店襲撃は11月22日に発生
- SNSで知り合い、共に犯行計画
南中部沿岸地方ダナン市グーハインソン区ミーアン街区にあるベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)の支店で11月下旬に発生した強盗殺人事件の公開裁判で、同市人民裁判所は28日、被告2人に有罪判決を下した。
有罪判決を受けたのは、南中部沿岸地方地方クアンナム省在住のグエン・マイン・クオン被告(男・25歳)とダナン市在住のチャン・バン・チー被告(男・22歳)。このうち、クオン被告が主犯格として特定されている。
2人は強盗罪、殺人罪、軍用兵器の違法売買・所持・使用罪に問われ、クオン被告は死刑を言い渡された。チー被告は禁固30年の判決だった。
起訴状によると、2人は11月22日午後、銃や刃物で武装し、営業中のBIDV支店に押し入ると、威嚇射撃した上で行員らに現金を要求した。しかし、行員と警備員から思わぬ抵抗にあったため、何も奪わずに逃走しようとした。
バイクで走り去ろうとしたところ、地元住民や行員にバイクを蹴り倒され、チー被告はその場で身柄を取り押さえられた。クオン被告は逃走したが、約1時間後に警察に逮捕された。
事件が起きた際、逃走するクオン被告を捕まえようとした警備員のT・M・Tさん(男性)が、刃物で刺されて重傷を負い、その後、死亡した。
被告2人は、ギャンブルやサッカー賭博などで借金があり、銀行強盗を計画した。2人はもともと知人同士ではなく、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「借金苦で危険なことをしたい人の会」で知り合い、11月初めから一緒に暮らしていたという。